私は煙、 様46歳
久しぶりに会った友達が結婚して母親になったので、小さい子に最初に渡すプレゼントは絵本と考えてました。
その際、真っ先に浮かんだのが『ころわん』シリーズです。
最初に出会ったのは小学4年の頃『あめのひころわん』でした。
どこかお父さんに似ている雰囲気のある小さいころわんの姿は愛らしい反面 ...続きを読む、愛情に恵まれていて羨望と嫉妬に苛まされた記憶があり、読み終えて二度と手に触れないと思いました。
それから14年が経過したある日、上野の玩具店でころわんのぬいぐるみを見つけた時、あの時とは違った気持ちが芽生えました。
「今、ここで買わないと一生、後悔する」
躊躇うこともなく手に取った瞬間、嫌悪しか抱かなかったころわんはすべてを許してくれた気がして、それから追うように絵本を漁り続けたり、子供が生まれた友達へのプレゼントに渡す様になりました。
ころわんの作品は(愛)で溢れています。
毛布やシチューよりもあたたかい優しさに満ちた作品です。
作者の間所先生は急逝なさってしまい、ころわんシリーズは
最後になりましたが作品は残ります。
これからお母さんやお父さんになったりなられる方、そして知り合いにいらしてる方。私の様な独り身の方にも本当に薦めたい。
是非、手に取って欲しい。そんな作品です