ほかの鳥のように飛びたいと願う小さなペンギンのけなげで愛らしい行動と、それを温かく見つめるパパペンギン…幼い心にそっと寄り添う絵本。「ペンギンは空を飛ばないんだ」とパパに言われても、一生懸命羽ばたく練習をする幼いペンギン。でも、誤って海の中へ。ペンギンは助けに来たパパといっしょに海の中を泳ぎまわりました。ペンギンは言います。「ぼく、海の中で飛んだんだね」。空でなく海を飛べる―それは、ペンギンであることの証。
クラウス・フリューゲ賞ノミネート作品!
やわらかなタッチが、主人公の感じる世界をも描き出しています。